ゼロからのスタート

 1.1haの畑と軽トラのみで始まったAyumu Agri。農業をやっていくには、倉庫・育苗ハウス・水回りの確保・畑のデザイン・必要な機械、農具の確保など様々な準備が必要でこれまで、地域の様々な方にお世話になりながら一つ一つそろえていきました。


まず取り掛かったのが、自宅庭への育苗ハウスづくり。シーズンに乗り遅れないためには1月から種まき、育苗をしていかなければならない野菜もあります。それまで自力でハウスを建てたことはありませんでしたが、地元のホームセンタージョイフル山新で一式を購入し、ネットも参考にしながら何とか建設完了しました。





倉庫建設は私が借りる前まで畑でリンゴやサクランボ、ソバを栽培していた小林さんのご指導の下進めていただきました。柱は小林さんが使用していたリンゴの支柱をお譲りいただいて大変助かりました。





畑の石拾い、畝立て、堆肥まき

近所の人曰くこの辺は昔、川だった。ということもあり、畑には大量の石、いや、岩が。


これは、この先5年10年かけてコツコツ拾っていくしかないですね。不平不満を言ってもしょうがない。とらなきゃなくならない。


そして、畝立て。要は野菜を育てるベッドメイク。ベッドの幅は75cm、長さは30mにすべて統一しました。75cmだと、簡単にまたぐことができ、しゃがんで作業していても反対側まで手が届きます。30m均一だと、資材がどのベッドでも同じく使え、収量の計算もベッド単位でできるようになります。また、いくつかのベッドをひとつのグループにすれば、野菜の仲間ごとで場所を区切ることができ、輪作がしやすくなります。例えば、A圃場を10ベッドで区切ったとして、A圃場ではその年はキャベツ、次の年はレタス、その次はジャガイモなど。


堆肥は近くの酪農家の方から牛糞をいただいて、それを軽トラに積んで、一輪車で地道にまいていきました。



トマトハウス建設

みんな大好きトマトをぜひたくさん作りたいということで、奮発して5.4m×35mのハウス一式を購入しました。職人さんに立ててもらうまでの金銭的余裕はなく、また、自分でやってみたいという思いで自力で建ててみました。これまた、近所の方にお茶をいただいたり、父、友達の助けを借りて。



古井戸を活用しての洗い場・ハウスへの潅水チューブつなぎ

畑の隅っこに、昔ここに住んでいた人が使っていたという立派な井戸があり、使わない手はないということで、乗ったことのないユンボを借りてきて、深さ50センチくらいの溝を掘り、パイプをつないで埋めて、水の流れを作りました。








農家のもう一つの言い方として、百姓とはよく言ったもので、100個の職業全て何でもできるのが百姓。私はまだ5姓くらい。笑

でも、DIYはとても楽しく、一つ一つの作業は難しくない。深めていったら一つ一つの技術に奥深さがあるのだろうけど。


ひとつひとつ課題を解決していって、この農園の基礎を作っているという気持ちで今は取り組んでいます。そろそろ野菜作りも本気出してお金も稼がなきゃやっていけないけど!

でも、少なからず僕の野菜を楽しみにしている人はいると信じてるし、その人たちの喜んだ顔を想像してモチベーションにしながら今は楽しくやっています!


ここまで長文読んでくださりありがとうございました。

Ayumu Agri ホームページ

茨城県常陸太田市の無農薬野菜農家Ayumu Agriのホームページです。

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